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Facebookの乗っ取りにあってしまったら。被害事例と対処法まとめ。

Facebookの乗っ取りにあってしまったら

Facebookの乗っ取りにあってしまったら、どのように対処すべきでしょうか。

「ある日アカウントを開いたら、身に覚えのない投稿がされている」「ログインできなくなっている」という、乗っ取り被害が発生しています。Facebookの乗っ取りに合うと、どのようなことが起こるのでしょうか。また、乗っ取りはどのような目的で行われるのでしょうか。

実際の乗っ取り被害の事例や、防止方法なども紹介します。

Facebookの乗っ取り 目的や理由は何?

Facebook乗っ取りの目的や理由
どのような目的で、乗っ取りは行われるのでしょうか。インターネットのニュースなどを見ていると、FacebookなどのSNSで乗っ取りが報告されている状況は周知でしょう。しかし、実際に乗っ取りを行ってくるユーザーの目的は何なのでしょうか。実際の乗っ取り事例も併せて見てみましょう。

なりすましによる情報収集

Facebookでのなりすましは、本人のふりをして友達承認のリクエストを持ち掛けて、情報収集をしたり、周囲の人に被害を与えようとすることです。

なりすましの手口としては、下の4つがあります。

顔写真がない、ローマ字の登録名だけでプロフィールなどがほぼ書かれていないアカウントから、承認が来たことはありませんか。たくさんのが登録されているアカウントに対して、詐欺行為を狙いとして、アカウントの申請が仕掛けられる場合があります。

他にも不明なユーザーからのリクエストとして、若い女性から親近感のあるメッセージが送られ、承認リクエストが届くケースがあります。これらのケースは、申請が送られる本人から見れば、知人が増えるチャンスとして移り、つい承認を許してしまうことが多いです。

実際このようなケースで20人以上のユーザーが承認を許してしまうというデータもあるほどです。

また手の込んだ事例としては、本人の友人になりすまして、リクエストを送り承認を受けることで、相手をだまして詐欺的な行為を行う場合があります。

Facebookの乗っ取り事例

Facebook乗っ取り事例

それでは、実際に乗っ取りが発生して、被害を及ぼしてた事例には、どのようなものがあるのでしょうか。個人のアカウントが火種となる事例も多いのですが、影響が大きいのは、企業アカウントが関係しているケースです。

「レイバン」のFacebook乗っ取り事例

サングラスのブランド、レイバンが「レイバン会社80周年の慈善活動」というイベントを行っているという名目で、アカウントを乗っ取られた知人から、お誘いが来ます。

「レイバン」のFacebook乗っ取り事例

イベントの誘いに対して「興味あり」「参加予定」などの反応を行ってしまうと、偽のショッピングサイトへの誘いが届くという手口になっています。

また反応してしまうことで、その後も他の手口を仕掛けられやすくなります。

「トレンドマイクロ」が確認した、Facebook乗っ取り事例

Facebookの乗っ取り事例は、企業絡みの内容や個人アカウントを利用した事例など、たくさんのケースがあります。

トレンドマイクロが確認した事例が、日本中で複数、報告された事例です。

リージョナルトレンドラボの報告事例

「リージョナルトレンドラボ(RTL)」と呼ばれるトレンドマイクロの脅威対策機関の調査によると、攻撃者に乗っ取られたFacebookアカウントからメッセージが送られて、反応してしまうとURLが送信され、フォーム入力により、個人情報が取得されてしまうという手口が報告されています。

Facebookの乗っ取りに合うとどうなるか?

Facebookの乗っ取りに合うとどうなるか?

自分のFacebookアカウントが、乗っ取りに合ってしまうと、どのような状態になってしまうのでしょうか。実際に生じてしまうリスクなどについて、紹介します。

アカウントにログインできなくなる

乗っ取り被害にあってしまうと、アカウントの権限がなくなります。そのため、自分が普段ログインしているパスワードでアカウントにログインすることが出来なくなります。

普段よくFacebookの投稿を行っていて、ある日、急にログインできなくなるという事態にあったら、乗っ取りに合っているという状態を考えたほうが良いでしょう。

スパム広告を友達へ配信される

上のレイバンの乗っ取り事例が、スパム広告配信の被害です。アカウントが乗っ取りにあってしまうと、自分のアカウントから、登録している知人に対して、スパムメッセージが送信される形となってしまいます。

個人情報の流出

アカウントが乗っ取られてしまうことで、自分自身の個人情報も明け渡されてしまいます。登録してある自分自身の職業についての情報や連絡先なども攻撃者の手に渡ります。

また、アカウントに自分のクレジットカードやPayPalが登録されている場合には、勝手に決済がされてしまう場合もあるのです。

Facebookの乗っ取りを防ぐ方法

Facebookの乗っ取りを防止する

知らない人からの友達申請を承認しない

友達申請から、乗っ取りを企ててくるユーザーが多く存在しているため「この人のことは知らない」「怪しい人から申請が来た」と感じたら、友達の承認は控えましょう。

パスワードは使い回さない

アカウントが乗っ取られてしまった時に、対処法の1つが、パスワードを変更することです。乗っ取りが発生してしまったとして、まず行える対処法の1つが、パスワード変更です。

もし乗っ取られてしまっても、攻撃者がアカウントを悪用する前にパスワードを変更してしまえば、アカウントを悪用されて被害が拡大することを防ぐことが可能です。

二段階認証を設定する

Facebook乗っ取り防止の二段階認証
二段階認証を設定することで、携帯電話番号に届くSMSに記載された認証番号が必要となります。こうすることで、自分のスマホがないとログインすることが出来なくなります。

まとめ│Facebookの乗っ取り防止、普段の対策から

乗っ取り被害に合ってしまうのは、パスワードや二段階認証などの設定周りが弱く、攻撃者の侵入を許してしまう状況があるからです。普段から、セキュリティについての設定を固めることに留意することが、自分のアカウントを守り、自分の貴重な個人情報や決済情報を守ることに繋がります。

乗っ取りに合わないために、自分自身の習慣として防御策を講じることで防御を固め、乗っ取り被害の侵入を防ぐことになるのです。

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