Twitterでの評判の監視を行う事には様々なメリットがあります。最近では企業は芸能人・著名人もTwitterのアカウントを利用しているように、現在でも若い層を中心とした広い世代にアピールできる便利なツールであるTwitter。それと同時に、ある何気ない投稿が反感を呼び目にも止まらぬ速さで拡散されて「炎上」してしまう事もあるという怖い側面も持ち合わせています。本記事では、Twitterの評判を監視するメリットや、実際に行う際に役立つ監視方法を記載しています。
Twitterでの評判を監視する3つのメリット
Twitterでの評判を監視することには一体どんなメリットがあるのでしょうか?大きく3つの観点から、なぜTwitterの監視を行った方が良いのかを説明していきます。
リアルタイムの情報がわかる
Twitterは現在でもチャットのような使い方をするユーザーが多く、文章もリアルタイムで投稿されていきます。つまり、Twitterに投稿された評判や口コミは最新の情報である可能性が高いという事です。昨今の情報社会では素早く多数のリアルな情報を集めなければいけないので、Twitterのように気軽に「つぶやき」を投稿できるSNSで情報を集める事も大切です。
ユーザーの本音がわかる
企業が行うアンケートなどは、その企業に関心のある、または企業に対して好意のあるユーザーが回答している場合が多いため、どうしても良い意見に偏ってしまう事があります。さらに、全国に店舗を展開している企業や広い地域に商品を供給している企業などは、社内の報告では中々お客様として来店したり商品を購入したりした人の真意を掴む事が出来ない場合もあります。
加えて、Twitterは一般の人にとっては匿名性の高いSNSであるため、気軽に本音を発言しやすいという特徴もあります。「〇〇店で~~という事があった」「〇〇という商品のここが良いけど、ここは直してほしい」など、リアルな本音を知る事ができるのも、Twitterで評判を監視する事のメリットとも言えます。
炎上リスクを抑えることができる
Twitterの持ち味のひとつとして、情報の拡散力が挙げられます。たとえ何気ない呟きだったとしても、呟いた人のフォロワーから、またそのフォロワーへ…といったようにリツイート機能で瞬く間に広がっていきます。その投稿内容がポジティブなものだったら良いのですが、残念ながら拡散されやすいのはネガティブな情報。拡散された結果「炎上」状態となり、売上や契約にダメージを負うだけではなく、クレーム対応などの人員的なダメージも負ってしまう事が予想できます。
Twitterをでの評判を監視し、あらかじめどういった投稿をされているかを把握する事で、未然に炎上を防げる可能性が上がる事はもちろん、万が一炎上してしまった場合でも早期に発見でき、適切な初期対応に移ることができるという大きなメリットがあります。
相手にTwitterの監視がバレる事はあるのか
「監視」という言葉や行動に良いイメージを持たない人も多いため、出来れば相手にバレないよう内密に監視を行いたいという場合もあるかと思います。以下ではTwitterで評判の監視をするとき、どういう事をするとバレてしまうのか、ポイントを解説します。
Twitterには足跡機能はない
TwitterにはInstagramのストーリー機能のような足跡機能はないため、基本的には特定の人を監視するような事があっても相手に監視がバレる事はありません。そもそも、Twitterで監視を行う時に、公開されたアカウントの監視を目的とする場合は自分がTwitterにログインする必要もありませんので、誰が自分のアカウントのツイートを見るためにアクセスしたのかという履歴を調べようがないのです。
Twitterでの監視がバレてしまう行動とは
基本的にTwitterで評判を監視しても相手にはバレないと書きましたが、監視をしている人がTwitterにログインしており、なおかつ誤って監視している人が「フォロー」や「いいね」、「リツイート」、「リプライ」などのアクションを起こしてしまった場合は、相手への通知がいってしまうため監視している事がバレてしまいます。特定のユーザーを「公開リスト」に追加した場合も、通知がいってしまう場合があるので注意しましょう。相手が通知拒否の設定をしていなかった場合、こちらが誤りに気付いて「いいね」などの取り消しをしても、一度送られてしまった通知は消える事はありません。
もしも相手の投稿をすぐに見れる状態にしておきたい場合は、Twitterのアカウントを持っているなら、Twitterに備わっているブックマーク機能を利用すると良いでしょう。ブックマーク機能は、相手のツイートを保存した時でも通知が飛んでしまう事はありません。ただし、ブックマークで保存したツイートは相手がツイート自体を削除してしまったり、非公開アカウントに設定を変更してしまった場合は見る事が出来なくなってしまいます。監視の結果見つけた投稿を何らかの証拠として残しておきたい場合は、スクリーンショットを撮るなどして自分のローカルフォルダに記録を残しておくことをオススメします。
Twitterで評判を監視する方法
相手にバレないようにTwitterの監視をするためには、ログアウト状態で行う事によってリスクを回避する事ができると説明しました。それでは、ログインをする事なく、Twitterでの評判を監視できるオススメの方法は主に二通りあります。無料で今すぐできますので、ぜひ試して見てくださいね。
Yahoo!リアルタイム検索を使う
Twitterでの評判を簡単に調べる方法のひとつに、「Yahoo!リアルタイム検索」を利用するという方法があります。使い方はとてもシンプルで、Yahoo! JAPANのトップページにある検索窓上にある「リアルタイム」をクリックしてから調べたい文字を検索するだけ。
例えば、「クリスマスツリー」という単語で検索した場合は、クリスマスツリーという単語が含まれた投稿のみ抽出され、表示されます。「画像・動画」というタブを選択すれば、画像や動画と共に投稿されたツイートのみに絞る事も可能です。また、特定の語句を含まないマイナス検索も利用する事ができるので、ある程度の広告ツイートなど監視不要な投稿を制限する事もできます。
リアルタイム検索で検索できるツイートには期限があり、過去30日間までに投稿されたツイートのみ閲覧可能となっています。簡易的ではありますが、無料ですぐに利用できるので、毎日決まった時間や短い期間でさっと検索するならリアルタイム検索を活用してみるのも良いでしょう。
Twitterの「高度な検索」を使う
年単位の長い期間をまとめて監視したい場合や、検索するツイートの条件を細かく指定した場合は、Twitter公式が出している「高度な検索」を利用すると良いでしょう。特定のワードを用いた「AND検索」「OR検索」などだけではなく、期間を絞った検索やツイートした場所を絞った検索など様々な条件を指定する事ができます。
Twtter公式サイトを使用するメリットは、表示できるツイートの期間が長いこと。細かく条件を追加したとしても、該当する投稿があれば昔のつぶやきでも表示してくれます。
人手が足りない場合は業者に依頼するという方法も
Twitterの監視を行うのは、基本的にオンライン周りの担当者や広報担当者という会社も多いですが、普段の業務に加えてTwitterの監視まで行うのは負担が大きく、中々実行に移せないという企業や、個人でも仕事が忙しくてSNSの確認まで手が回らない方もいると思います。そんな時は、業者に依頼してSNSの監視に特化したツールを導入したり、監視自体を業者に委託したりするという選択肢もあります。
ツールを導入するメリットとしては、監視は自分で行う事にはなりますが、予め監視したいワードや除外するワード・アカウントを登録しておけるため、監視にかける時間を大幅に短縮できること。炎上しそうなワードが投稿された際にはメールなどでお知らせをしてくれるツールもあるので、万が一の事があったとしても早い段階で気付く事ができます。どの業者のツールを利用するかで機能もそれぞれに違いますので、ツールを導入する際はどんな機能が備わっていてどのくらいの値段で利用できるのか、コストパフォーマンスが見合っているかをしっかり確認して選ぶと良いでしょう。
また、監視業務自体を業者に依頼するメリットは、自社(または個人)で監視する必要がないのでその分を他の必要な業務に回せることはもちろん、監視を担当する側が炎上対策のプロであるため、炎上してしまうリスクのある投稿かそうでないかの判断が的確であることや、万が一炎上してしまった場合でも慌てることなく状況に合った初期対応方法の手配まで一貫して助言して貰える事もある点がメリットと言えます。監視代行を提供している業者にも、保険を付帯させたサービスや24時間監視が可能なサービスなどバリエーションがありますので、サービス内容と予算を照らし合わせて優先順位に合った会社を選ぶ事が大切です。
まとめ|Twitterでの評判を監視するメリットは多い!マーケティングやリスク回避に役立てよう
Twitterはリアルタイムにユーザーの本音が投稿されるSNSであるため、上手に活用すれば十分マーケティングにも活用出来ます。その一方で、匿名性の高さから不都合な投稿をされてしまうリスクも併せ持っています。一度拡散されてしまうと、回るスピードが速いため気付くのが遅くなれば遅くなるほど対応が困難になってしまいます。Twitterでの評判を監視する事は、クライアントでもあるユーザーの様々な意見を取り入れながら炎上のリスクも抑えられるため、上記で紹介した無料の検索方法を使って定期的に行う事をオススメします。もしも日常的な監視の時間が取ることができなかったり、無料で行える範囲よりもワンランク上の監視体制が必要だと感じた場合には、監視の代行を請け負っている業者を探して依頼するのも良いでしょう。