みん就の投稿を削除するには、どのように進めればよいのでしょうか。1996年のサイト解説以降、メンバー数が増えて、就職活動中の学生から支持の熱いサイトとして、大きく成長しています。
しかし、このみん就に面接状況などの悪い口コミが書き込まれてしまい、悪い評判が立ち上がり、企業側にとって、誹謗中傷となる情報が投稿されてしまい、不利益をもたらしてしまうという負の側面をもたらしています。
もし、ネガティブな情報が書き込まれてしまったとしたら、どのように対処すれば良いでしょうか。情報の削除方法や発信者の情報特定の方法などを紹介します。
みん就とは?
みん就の正式名称は、「みんなの就職活動日記」といい、就活生を対象とした口コミ掲示板で、運営元は楽天です。就活性が、就職活動中のリアルタイムな情報収集をするために登録する口コミサイトです。
登録者数が多く、現在進行形で就職課都度を行っている就職活動生が書き込みを行っているため、良くも悪くも話題性があるサイトで、学生には非常に注目を集めているサイトです。
みん就に書き込んでいるのは就活生。内容によっては削除の必要がある
みん就は就職活動を行っている学生が、同じ企業を志望した学生やOBとの情報交換のために書き込みを行っています。
内容としては、企業インターンに参加した時の感想や、各会社の口コミが書き込まれており、上手に活用すれば、就職活動のための有利な情報を得ることも可能です。
しかし、その一方で特定の企業に対して、ネガティブな口コミを書き込むユーザーもいるため、就職活動のモチベーションを維持し、内定までの士気を高めるという本来の目的と、逸脱して、企業側にとって、会社の価値を下げてしまうという状況が生まれているのです。
みん就のメリット・デメリット
企業の口コミ・評判などの傾向を把握できるみん就、学生にとっては、確かに便利なサイトであるものの、メリット・デメリットの双方が存在しています。
サイトの投稿を通じて、学生の本音が知れる、また自分と同じ立場にいる学生と情報公交換が出来るという点では、利用者側にとって、非常に大きなメリットであると言えます。
また、積極的に書き込みで情報交換を行うことで、就職活動で陥りがちな孤独感を感じる時間を避けて、自分の目的を達成するために、サイト内の仲間と士気を高めあうことの出来るという点も学生側にとって、有意義であると言えます。
しかしその反面、サイト内で交わされる議論に没入し過ぎてしまうことで、各コメントの議論を真に受けてしまい、折角の情報がマイナスに働いて、面接で失敗を起こしてしまうという学生の声も上がっています。
みん就を活用しているのは、あくまで社会人経験が薄い学生たちであり、コメント感情が入り過ぎている内容が多いです。このような掲示板での議論のリテラシーが乏しい場合には、サイト内の議論は却って、時間の浪費となってしまうケースも多々あります。
有効活用できる学生にとっては、貴重な場であるみん就、しかし情報の偏りによって、真摯に就職活動を行う学生にとって、活動を阻害する要因となってしまうこともあるのです。
みん就の誹謗中傷は削除すべき?
みん就のサイト自体は、就職活動のモチベーション維持のために情報交換を行う場所のため、ユーザーが悪意を以て、ネガティブな誹謗中傷を書き込むケースは多いわけではありません。
就職活動中の不安から、ナイーブな気持ちに飲み込まれてしまい、会社や面接官に対しての悪口を書きこんでしまい、本人は企業側を攻撃するつもりが全くないのにも関わらず、書き込みを発見した企業側の担当者が、本人に対して、賠償請求を行うという事例もあるのです。
就活生のみん就内の書き込みは、削除の必要がある場合も
みん就を利用しているユーザーは、自分の志望している企業に何とか受かりたいという気持ちで、みん就を利用して、自分のモチベーションを維持したり、情報収集を行います。
そのような状況において、採用面接において、面接官に言われた一言に傷ついて、鬱屈した感情でみん就の口コミページに投稿をしてしまう学生もいます。
本人自身は、企業の名誉を傷つけるつもりがなくとも、情報の受信者が、そのような内容を見た時に、書き込まれた情報がネガティブな内容であるという印象を受けてしまう場合があるのです。また一部のユーザーの中には、希望した企業に採用されずに、腹いせのために、ネガティブな内容を書き込んでしまう学生もいることは事実です。
競合他社による、みん就内の書き込みは、要・削除
学生にとっては、みん就は就職活動中の情報交換を行う場であると共に、自分が受かりたい会社の口コミや、試験の戦略を立てるための情報を得る場所でもあります。つまり、みん就の中で、ネガティブな書き込みがされてしまうということは、会社の評判を低下させることに直結するのです。
みん就に書き込まれている口コミの影響力を企業側が無視できない状況まできていることが分かります。
みん就の投稿、削除方法
みん就の運用側は、このような誹謗中傷が発生してしまうことはあらかじめ見越していて、削除依頼の専用フォームを設けています。みん就のトップページから、問い合わせに進み「削除依頼フォーム」を開きます。連絡先や削除理由などを具体的に記載して、申請を進めましょう。
みん就の投稿が削除される期間
削除依頼にて申請を行うと、7営業日以内に、運営元から回答が届きますが、消去したい書き込みがサイトから消えるまでには、更に時間を要する場合があります。場合によっては弁護士に依頼し、裁判所の仮処分を行う必要も視野に入れる必要があります。
自分の要望通りに、順調に削除の依頼が通るかは申請してみないとわからないため、もし不都合な書き込みを見つけたら、まずは一度、打診してみましょう。
みん就の授業評価の削除をしたい
みん就を利用するためには授業評価を登録する必要があります。自分の大学の授業評価を2件以上、投稿しなければなりません。書き込んだ授業評価を削除するのも、上の問い合わせフォームから進んでいきましょう。
みん就に書き込んだ内容の情報特定・削除と合わせて対応
企業側から見て、もし自社についてのネガティブな書き込みが行われているのを発見して、その内容が著しく、会社の名誉を低下させる内容であったとします。その場合には、書き込みを行った学生のIPアドレスや連絡先などの開示請求を並行して行うことで、相手方に賠償請求を行うなどの措置を取ることが出来ます。
まず相手方のIPアドレスを特定した後に、プロバイダを特定後、相手方の氏名や連絡先など契約者情報などを特定します。詳細は、下の記事の流れを確認しましょう。
まとめ│みん就のネガティブな書き込みはすぐに削除
みん就の中で会社側から見て、ネガティブな書き込みを発見したら、削除の申請を検討した方が良いです。火種は小さいうちに対処するほうが、後々の被害を最小限に収めることが出来ます。
みん就内で誹謗中傷が炎上してしまう可能性や、twitterなどの他のサービス上での拡散による2次被害で、企業の名誉が修復可能なまでに打撃を受けてしまったとしたら、最悪、会社の営業活動までが難しくなることもあり得ます。
「これは見逃せない」という書き込みは、すぐに対処しましょう。