誹謗中傷・風評対策

関連検索キーワードって削除できるの?風評が出現した時に行うべきこと

もしも会社名を検索した時に、関連検索キーワードに「株式会社〇〇 ブラック」などと表示されてしまった時はどう対処すれば良いのでしょうか?本記事では、この関連検索ワードに風評が出現する理由と、表示されてしまった場合の対処方法を詳しく説明しています。

関連検索キーワードって?

関連検索キーワードってなに?

関連検索キーワードとは、検索ワードに関連し、かつ多数のユーザーのニーズに応えられる可能性の高い語句を自動的に提案し、表示してくれる機能のことです。関連検索ワードはGoogleやYahoo!独自のアルゴリズムで選出されるため、時折事実無根の風評や誹謗中傷ととらえられるワードが表示されてしまう場合もあります。

Google関連検索

Google関連検索キーワード

Googleでは、検索結果の下部に「〇〇に関連するキーワード」という括りで最高10ワードの関連検索キーワードが出現します。どういったアルゴリズムを使用してワードの選定を行っているかは非公開ですが、GoogleのクローラーがWEBページから収集したたくさんのサイトの情報から、そのワードと多く関連付けられていたワードを表示する場合が多いとされています。

Yahoo!関連検索

Yahoo!関連検索キーワード

Yahoo!の関連検索ワードは、左上の虫眼鏡のアイコンが表示されるため、通称「Yahoo! 虫めがね」とも呼ばれています。検索結果の上部と下部に表示され、上下ともに内容は同じですが、上部に表示されるのは関連ワードの中でも上位1~4ワード程度となります。下部には最大10ワード表示されます。

Googleの関連検索キーワードと同じように、独自のアルゴリズムに基づいて表示するワードを選定しています。Yahoo!の公式ページでは、表示されるワードの入れ替えや順番などは、検索される回数の変化に応じて自動的に変化すると説明しています。

関連検索に風評ワードが出現する理由

関連検索に風評ワードが出現する理由とは

関連検索ワードには、「対象の検索ワードとセットで調べられている語句」や「検索ワードで調べた際に表示されたWEBサイトでセットにされている語句」が表示されやすい傾向にあります。その傾向を前提とるすと、関連検索のキーワードに風評ワードが出現する理由は、「企業名(または個人名)と風評ワードがセットになった記事が多数アップされている」さらに「企業名(または個人名)と風評ワードがセットでたくさん調べられている」からだと言えます。

例えば、ある大きな企業に厚生労働省からの行政指導が入った場合、その企業名と「行政指導」というワードの入ったニュース記事が大量にアップされます。ニュースになっているため、当然「〇〇(企業名) 行政指導」と検索する人も増えます。GoogleやYahoo!は、これを「検索ニーズが高い」と捉え、検索する時に先取りして表示させる、という訳です。

関連検索の結果にこんな風評ワードが出ていたら要注意!

関連検索ワードに出てくる風評ワードは、検索ワードが個人名であるか企業名であるかによっても違います。個人名の場合は「逮捕」や「事件」など犯罪に関連するワードが多く、法人の場合は「ブラック」や「評判」など、働き方に関するワードが表示されやすい傾向にあります。

個人

逮捕 事件 犯罪 死亡 前科 脱税 破産 マルチ 嘘 トラブル など

法人

口コミ 評判 ブラック 倒産 事件 事故 詐欺 迷惑 愚痴 悪徳会社 営業電話 上場廃止 行政指導 被害 リストラ 2ch 5ch サクラ など

上記のようなワードがもしも関連検索ワードに出ていたら注意しましょう。どれもユーザーからは悪い意味で興味を引くワードであるだけではなく、5ちゃんねるといった掲示板やsognoなどの愚痴サイトへのリードになってしまいます。

「口コミ」「評判」といった関連検索ワードをクリックした場合、転職口コミサイトが上位に表示される事が多いのため、もしもそれらのサイトの口コミ対策をしておらず「この会社はブラックです」などと書かれていた場合は転職者や取引先の人が見たら悪い印象を抱いてしまうかもしれませんよね。メーカー企業の商品も、関連検索ワードに「〇〇(商品名) つかえない」などと表示されてしまうと、それだけでも顧客の不信感を煽り、ブランド価値の低下に繋がります。

関連検索ワードはYahoo!もGoogleも基本的にはページの下部に表示されるため、サジェストに比べると大きな被害はないと思われがちですが、企業や会社の社長などの場合は特に、転職希望者や取引先、顧客は表示された情報を細かく調べる事も多くなってきているため放置しておくのは危険だと言えます。

関連検索キーワードは削除できるの?

関連検索キーワードは削除できるの?

Googleの「オートコンプリート ポリシー」では、削除リクエストが法律に違反していると認められるか、裁判所からの命令があるかに応じてコンテンツを削除する事があると説明しています。削除が認められる可能性のあるものは、以下の5項目に当てはまるコンテンツです。

  • 暴力的または残虐な内容の検索候補
  • 露骨な性的表現、下品な表現、冒とく的な内容を含む検索候補
  • 特定の集団に対して差別的な内容の検索候補
  • 著名人に対する不適切かつ中傷的な検索候補
  • 危険な検索候補

Google オートコンプリートポリシーより一部抜粋

Yahoo!でも、関連検索ワードが不適切であると認められた場合は、削除されることがあると書いています。

当該アルゴリズムによって表示された関連検索ワードであっても、そのワードの表示がスパム、猥褻用語、差別用語、犯罪を助長する用語、その他当社が不適切であると判断した場合には非表示にすることがあります。

引用:Yahoo!公式「関連検索ワード」とは

関連検索キーワードの削除申請方法

では、実際に関連検索ワードの削除申請を行う方法を解説していきます。Google、Yahoo!それぞれに申請方法が異なりますので、それぞれをよく理解し、正しい手順で行うようにしましょう。

こちらで紹介する方法は無料で行う事ができます。Google、Yahoo!共通の注意点としては、削除申請は権利の侵害や名誉毀損などの被害を受けている本人が行うようにする点です。

Googleの場合

Googleで表示された関連検索キーワードを削除するには、まずGoogle公式の「法的な削除リクエスト」ページを開きます。

  1. 「法的リクエストを送信する」の欄にある「ツール」をクリックして報告ツールを表示させる。
    関連検索キーワードの削除リクエストページ
  2. 「Googleからコンテンツを削除する」というページに移動したら、問題のあるコンテンツを聞かれるので、今回は「ウェブ検索」を選択します。
    「Googleからコンテンツを削除する」ページ
  3. 「お調べになりたいことを入力してください」という項目では、「上記以外の法的な問題が発生している」という項目を選択し、その下にさらに表示される選択肢の中から「オートコンプリート・関連検索キーワードに関する問題があります。」を選択します。最後に、さらに下に出現する「削除リクエストをお送りください。」というリンクをクリックするち、専用の入力フォームに飛びます。
    Google関連検索ワードの削除手順
  4. 「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する」という入力フォームのページが表示されたら、必要な項目を入力していきます。まずは基本情報として「居住国」「個性上の姓名」「連絡先メールアドレス」法人の場合は「会社名」を入力しましょう。
    削除申請フォームの入力方法
  5. 次に、「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」という項目の入力していきます。最も重要な部分ですので、しっかりと記入しましょう。
    「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」という項目が肝心
  • コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード
    個人名や会社名、商品名などの検索ワードを記入します。
  • 検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの予測キーワード
    「逮捕」「事件」など、削除したいワードを入力します。
  • 権利侵害にあたるとお考えのコンテンツが表示される国
    日本で確認している場合は、そのまま「日本」で進めます。
  • ご自身の国で適用される法律に従いその検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください
    消したいワードが、Googleのポリシーや日本の法律のどの部分に違反しているかをわかりやすく説明しましょう。
  • スクリーンショットを添付
    被害を受けている関連検索ワード欄をスクリーンショットに残し、画像を添付してください

最後に、チェックボックス上の内容に目を通し、同意するならチェックをつけます。その下の署名欄に自分の名前を入力して送信ボタンを押せば完了です。Googleから削除可否の返答が来るまでにはおよそ1ヶ月程度の時間がかかると言われています。

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Yahoo!の場合

Yahoo!の関連検索ワードを削除する場合は、「Yahoo!検索 – 関連検索ワードに関する情報提供フォーム」から申請します。

Yahoo!関連検索ワードの削除申請フォーム

入力フォームに入れる情報は3種類です。

  1. 検索結果ページのURL
    Yahoo!で個人名や会社名・商品名検索した時の検索結果ページのURLをアドレスバーからコピーして記入します。
  2. 関連検索ワード
    上記のワードで検索をした時に関連検索ワードとして表示される「悪評」や「破産」などの風評ワードを入力します。
  3. 詳細
    一番大事な部分です。報告したワードがどういった法律に違反しているのかなど、削除する事が妥当であると主張する理由を記入しましょう。報告する関連検索ワードが3つ以上ある場合は、3つ目以降の「検索結果ページのURL」「関連検索ワード」もこちらに記入します。入力が完了したら「次へ」を押します。

    「詳細」が関連検索キーワード削除の重要事項

Yahoo!の関連検索ワードについては、もしも削除可能であった場合はおよそ1週間程度で削除してもらえるケースが多いと言われています。

関連検索キーワードが削除できた後に確認すべきこと

関連検索キーワードが削除できても安心はまだ早い!

申請が通り、関連検索ワードが削除完了しただけで安心してしまうと、また数か月後に消したはずのワードが出現・・・などという事が起こり得ます。なぜなら、関連検索ワードに表示されてしまった根本の理由を解決していないからです。

大手掲示板サイトに風評を書かれている場合や、フェイクニュースのサイトに記事が残っている場合、口コミサイトに事実無根の悪質な口コミが書かれてしまったままの場合は、それが残っている限り関連検索ワードへの再出現の可能性は消えません。

削除が成功した時は、それだけで満足せず、「なぜこのようなワードが出現してしまったのか?」という理由をしっかりと把握し、さらなる対策をする事が肝心です。必要であれば、大手インターネット掲示板や口コミサイトなどに書かれている風評も削除申請しておきましょう。

また、今後インターネットでのトラブルがあった際に素早く対応できるように監視ツールや有人監視のサービスの導入を検討してみるのもオススメです。

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キーワードの削除ができなかった時

関連検索キーワードの削除ができなかった時の対処法

GoogleやYahoo!に削除申請を送ったからといって、必ず削除される訳ではありません。削除不可になる場合の理由としては、説明の詳細を書く時など申請に不備があった場合や、申請内容に違法性が認められなかった場合などがあります。申請の不備があった場合は、どこが間違っていたのか確認してもう一度申請する事も可能ですが、誰かの力を借りたい場合は、以下に記載する機関に頼ってみる事も検討して下さい。

誹謗中傷対策の会社に相談する

申請が通らなかった場合の方法としておすすめするのは、Google関連キーワードの非表示・Yahoo!虫眼鏡キーワードの非表示サービスを行っている誹謗中傷対策会社に相談して解決する方法がひとつです。

こういった会社は、依頼者に代わって削除申請する事はできませんが、独自のノウハウを使って関連検索ワードに風評が出にくくするような対策を提案しています。申請したワードに違法性がなく、法的に削除が困難になってしまった場合にも力になってくれます。メリットとしては特に金額面が大きく、多くの会社は「成果報酬プラン」「月額固定報酬プラン」の2案を提示してくれる事が多いので都合の良いプランを選ぶ事ができます。毎月の予算が低めでも対応してもらえる所がオススメのポイントと言えます。

Yahoo!の削除は成功しやすいが、Google関連検索ワードは難易度が高い

一般的に、Googleの関連検索ワードは削除が難しいと言われています。その理由は、観戦検索ワードの更新頻度が関係しています。表示される結果の入れ代わり頻度が最短1日と早いYahoo!に比べ、Google関連検索に表示されたワードの入れ替えは約半年に一度ほどとなっているためです。もしもGoogleの関連検索ワードの対策をする事になった場合は、早くて半年~年単位での削除期間を見る必要がある事は覚えておくと良いでしょう。

弁護士に相談する

申請が通らなかった場合のもう一つの解決策は、弁護士に相談するという方法です。弁護士は、被害者の代理人として、削除申請を行う事が出来ます。Googleに申請する際の「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」やYahoo!に申請する際の「詳細」に記述する内容が上手く伝わらずに削除不可とされる例は多くありますが、法律の専門家に代理で書いてもらえば当然、的確に違法である事を明示できるため、削除率も上がります。

予算は少し多めに見た方が安心ですが、削除に関する相談だけなら無料で聞いてくれる弁護士もいますので、まずはそういった所で「削除したい書き込みが法的に削除可能か」ということを相談してみるのが良いでしょう。

まとめ|関連検索に表示された風評ワードはクリックが多くなるほど削除が難しくなる場合も!対策はお早めに!

GoogleやYahoo!の関連検索ワードの表示は、ワードを調べる人にとっては関連するワードがすぐに分かるので有難い機能ですが、検索される方にとっては間違ったワードが選出されてしまうリスクもある表裏一体の機能と言えるのではないでしょうか。

もしもそういったワードが表示されている事に気付いたら、なるべく早く解決する事をオススメします。逆に、気付いたままずっと放置し、何度もクリックされてしまうと削除が難しくなってしまう可能性もあります。

本記事で紹介している方法は無料でできますので、まずは自分で直接申請してみて下さい。どうしても削除が難しい場合は、信頼のできる誹謗中傷対策会社や弁護士に相談し、予算などの都合にぴったりの対策を立てるようにしましょう。