誹謗中傷・風評対策

ネガティブな関連検索キーワードは素早く対応!googleへの削除申請方法と困った時の対処法

関連検索キーワードをGoogleに削除申請する方法

サジェストと並んでGoogleでの検索を助けてくれる「関連検索キーワード」。検索エンジンを利用するユーザーにとってはとてもありがたい機能ですが、企業などからすると予期せぬネガティブワードが突然出現する事もあるため、放置しておけない機能とも言えるでしょう。

本記事では、Google関連検索キーワードにネガティブなワードが出現してしまった際に起こり得る被害と、早めの対策をお勧めする理由、実際の削除方法を踏まえ、削除が不可能であった場合の対処方法を記載しています。

Google関連検索キーワードとは?

Google関連検索キーワードって何?

Googleの関連検索キーワードとは、Googleで検索をした際に検索結果ページの最下部に表示される「〇〇に関連するキーワード」という項目の事です。

Google関連検索キーワードとは?

上の画像のように、最大で10ワードがGoogleから自動で選出され、表示されます。Googleで検索を行う際、フォームに検索ワードを入れると出てくるサジェストと同じように、検索したワードと関連する語句や一緒に調べられている語句、インターネット上のサイトで検索ワードとセットで出てくる語句などが選出されます。

<検索候補の仕組み>

検索候補は、人間の関与なしにアルゴリズムによって自動生成されます。このアルゴリズムは次のような特性を備えています。

他のユーザーが過去にそのキーワードを検索した頻度など、複数の要因に基づいています。
ウェブ上のさまざまな情報を反映するように設計されています。多くの人気トピックに関連する予測が表示される場合があります。

引用:Google検索ヘルプ 検索結果をより速く取得する

関連検索はPCとモバイルでも表示結果がほぼ同じ

関連検索ワードに表示される語句は、PCでもモバイルでも結果はほぼ同じになります。

関連検索キーワード モバイルの結果

これは最初の画像と同じ条件で、モバイル版Googleを使って「バレンタインデー」と入力した際の関連検索キーワードになります。また、サジェストに比べ、Googleの関連検索キーワードはワードの入れ代わる頻度が少ない傾向にあるのも特徴です。

関連検索キーワードは必ず表示される訳ではない!

関連検索キーワードは、検索フォームに調べたい言葉を入力した結果ページに必ず出る訳ではありません。また、本記事の最初に例であげた「バレンタインデー」というキーワードでは、PC版で10個、モバイル版で8個の関連検索キーワードが出現しましたが、どのワードでも同じという訳ではなく、少なく表示される場合もあります。

その点に関して、Googleの公式ではこう説明されています。

<検索候補が表示されない場合の理由>

検索キーワードに対して検索候補が表示されない場合、アルゴリズムが次のような要因を検出した可能性があります。

  • 検索キーワードが一般的ではない。
  • 検索キーワードが新しい。候補が表示されるようになるまでには、数日から数週間かかる場合があります。
  • 名前に侮辱的または不適切なキーワードが紐付けられたため、ルールが適用された。
  • 検索キーワードが Google のポリシーに違反している。オートコンプリート ポリシーの詳細をご確認ください。

引用:Google検索ヘルプ 検索結果をより速く取得する

簡単に言えば、

  1. 検索に使用したワードが一般的なワードでなかった場合(同じワードで検索している人が少なかった場合)や、新しいワードだった場合
  2. 検索ワードがGoogle のポリシーやオートコンプリート ポリシーに違反していた、違反しているワードに紐づけられた場合

の2点に当てはまる場合は関連検索ワードが表示されない場合があると言う事です。

Google関連検索キーワードに風評があったら

Google関連検索キーワードに風評が合ったら起こる被害

Googleの関連検索キーワードに選ばれるものは、簡単に言えば「ユーザーから人気のあるワード」「多くの人から需要があると判断されたワード」になります。つまり、ここに表示されたワードというのは、ユーザーがクリックしやすいワードと言う事です。

企業の場合には採用だけでなく取引にも不利に!

例えば、就職先の候補として受けようと思っている会社を検索した時に「〇〇株式会社 倒産」というワードが書かれていたら、経営が傾いているのかな?と不安になりますよね。例え事実無根のワードだったとしても、思わずクリックしてしまうかもしれません。この「思わずクリックをした」回数が多くなれば多くなるほど、この「〇〇株式会社 倒産」は人気があり、需要のあるワードだとGoogleから判断されてしまいかねないのです。

すでに取引が続いている企業であっても契約の更新の際などに改めて相手の企業を検索する場合はありますし、新規に取引をする企業ならなおさら事前に取引先の情報は知っておきたいものです。その時に「〇〇株式会社 ブラック」「〇〇株式会社 是正勧告」などと関連検索ワードに表示されたらとても悪い印象を与えるに違いないと言っても過言ではありません。

Google関連検索は対策が遅れるとその分効果が出にくくなってしまう

長く表示されていればいるほどGoogleから「需要のあるワード」として評価されてしまうため、施策の効果が出にくくなってしまいます。そのため、対策をしたいと思った場合にも完了までに費用や時間が多くかかってしまう確率が高くなっていきます。

また、関連検索ワードに表示されたネガティブワードをクリックした場合、さらに嘘がたくさん書かれているブログ記事やインターネット掲示板が検索結果の上位に表示され、そういったサイトにユーザーが誘導されてしまう可能性もあります。公式で発信しているポジティブな情報よりも事実無根のネガティブな情報が多数のユーザーの目につき、悪い印象を持ってしまう人が増えてしまいます。

そのため、もしも関連検索キーワードにネガティブなワードが出現した際には、早めに削除申請などの対策を行う事をオススメしています。

自分でGoogle関連検索の削除をする方法

Google関連検索の削除方法

Googleの公式ヘルプページでは、「Google では、不適切な検索候補が表示されないよう最善を尽くしています」と記載されていますが、実際にGoogle関連検索キーワードに「〇〇(企業名) 倒産」「〇〇(個人名) 逮捕」など、実際には倒産や逮捕などの事実が無いにもかかわらず表示されてしまう事があります。

Googleで定められている「利用規約」や「オートコンプリート ポリシー」を良く読み、その内容に違反している場合には「Google からコンテンツを削除する」から削除の申請が可能です。

違反しているGoogle関連検索ワードの削除申請手順

それでは、実際に自分でGoogleに関連検索キーワードの削除申請をする手順を詳しく追っていきましょう。

  1. Google からコンテンツを削除する」を開き、ラジオボタンの中から「ウェブ検索」を選択する。

    「ウェブ検索」を選択する

  2. 次に表示される項目から「上記以外の問題が発生している」を選び、さらにその下に表示される項目から「オートコンプリート・関連検索キーワードに関する問題があります。」を選択します。

    「オートコンプリート・関連検索キーワードに関する問題があります。」を選択

  3. 「削除リクエストをお送りください」というリンクをクリックすると、削除申請ページに飛びます。

    「削除リクエストをお送りください」というリンクをクリック

  4. 「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する」というページが表示されたら、まず申立人の情報として「居住国」「戸籍上の姓名」「連絡先メールアドレス」を入力します。企業としての削除申請の場合は「会社名」も記入しましょう。

    法律に基づく削除に関する他の問題を報告する

  5. 最後に、一番重要となる「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」の欄を入力していきます。

    「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」の欄を入力

  • コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード
    企業名や商品名、個人名などの検索ワードを入力します。

  • 検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの予測キーワード
    削除したいキーワードを入力しましょう。

  • 権利侵害にあたるとお考えのコンテンツが表示される国
    ネガティブなワードが出現している国が日本である場合は、日本のままでOKです。

  • ご自身の国で適用される法律に従いその検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください
    削除したいネガティブなワードが、日本の法律のどこに違反しているか、またはGoogleの利用規約やオートコンプリートポリシーのどういった箇所に違反しているのかを説明しましょう。もしも関連検索キーワードの表示がPCとモバイルで違っていた場合は、どちらに表示されているのかも記載しておきましょう。

  • スクリーンショットを添付
    ここには、削除したいワードが出現している「〇〇に関連するキーワード」の欄をスクリーンショットに撮影し、添付しましょう。

最後に入力項目に間違いがないかを確認し、署名欄に氏名を入力します。送信ボタンを押したら削除申請完了です。

関連検索の削除をGoogleが認めてくれなかったら?

関連検索の削除をGoogleが認めてくれなかった場合の対処法

申請したタイミングによって、Googleからの返答が返ってくるまでの期間は変わります。Googleからの返信で「対応不可」とされているか、大体1~2週間程度待っても返事が来ないようならほぼ対応不可と見て良いでしょう。そういった場合は、どういった機関を頼れば良いのでしょうか。

弁護士に依頼する

まず最初に検討したいのは弁護士に削除依頼の代理を依頼するという方法です。基本的に、削除依頼は、そのネガティブワードによって権利を侵害されているなどの被害のあった本人にしか申請する事が出来ません。しかし、弁護士は被害者からの依頼があれば代理人として削除の依頼を行う事が出来るのです。

さらに、前述した削除依頼の手順にもあったように、削除依頼をする時には「(削除したいワードが)どんな法律に違反しているか」をわかりやすく記載しなければいけません。法律のスペシャリストである弁護士に依頼すれば、より説得力のある理由を書いてもらえるので削除の確率を上げる事ができます。依頼をする際は、インターネットのトラブルに強く、削除実績のしっかりある弁護士に依頼しましょう。

誹謗中傷対策会社に依頼する

弁護士に依頼しようとして相談したけれど、「このワードだと法律違反とは言えない」と判断されてしまう場合はあります。また、どうしても弁護士に削除代行を依頼する予算用意出来ない場合も考えられます。そういった際に検討して欲しいのが誹謗中傷対策会社です。

誹謗中傷対策会社は削除の代行はできませんが、それぞれの業者が独自の技術を持っており、ネガティブな関連検索キーワードを非表示化する対策を行う事が出来ます。Googleの関連検索キーワードは表示されるキーワードの入れ代わる頻度がとても少ないため、対策の時間はサジェストの対策よりも長めにかかってしまうデメリットはあるものの、どうしても消せなかった場合の最終手段として利用できるメリットがあります。

また、費用面でも成功報酬制を採用している業者を選べば、ネガティブなワードが消えるまで費用が発生しない事は大きなメリットと言えるでしょう。対策を行っている業者は多くありますので、こちらも弁護士同様依頼する際にはヒアリングをしっかり行い、信頼できると判断できた業者に依頼するようにしてくださいね。

まとめ|Google関連検索キーワードの対策は早めの対処が成功の鍵!

Google関連検索キーワードにネガティブなワードが出現してしまった際の対処法を紹介しました。Google関連検索ワードはサジェストと並び高いクリック率を誇るため、ネガティブなワードが出現していると、そこからさらに風評が多く書かれているサイトへの流入に繋がってしまいます。元々Google関連検索ワードの対策はサジェストに比べて長い時間が必要とされていますが、放置している期間が長いとさらに対策も難しくなってしまうため、気付いたら早めに対処する事がオススメです。

被害を受けている本人であれば、自分でGoogleへの削除申請を行う事ができますので、記入の仕方や書くべき事項をしっかりと確認しながら申請してみると良いでしょう。どうしても自分での削除が難しい場合や、削除したいネガティブなワードが法律違反ではないために削除不可とされてしまった場合は、削除実績のある誹謗中傷対策会社へ相談してみましょう。

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